新しいジーンズ2010/10/22 00:36

7年間よく履いていたジーンズを見送った。はき潰した。
 
 地元のお気に入りのセレクトショップでちょっと高めだったんだけど、7年もはいてた。
 女は特に、装うもので一生モノはありえない、って最近すごく思う。どんなに高くて質の良い定番品も「合わなく」なってくれば身に付けなくなるのだ。それは肌の色や質感とのマッチング、流行とのマッチング、いろんな理由で。よほど気に入りのものじゃない限り、そういったものはもう着る気にならないのだ。高かったからと、無理して身につけても気分がよくない。
 形がきれいで好きだったのだが、擦り切れて両膝が真一文字に割れてしまいどうしようもなくなった。ちょっと擦り切れてきたときは「自家製ダメージド」なんて言ってたんだけど。
 
 ちょっとノスタルジックな話、これをよく穿いていた長い期間の、付き合ってた恋人や出来事、当時やっていたバンドを思い出す。そして現在、東京に移り住んでからのこと。若かったなぁ、、て。今はもう年老いたとかの気持ちじゃなく、未熟さを思い出す。「恥ずかしい」ってこともちょっとあるけどそこも通り過ぎたかな。「あの時こうしていれば」っていうのも後付でいくらでも考えられるけど、その時はそんなようにしか出来なかったよ。
 少なくとも今現在、日々の選択肢を前にしたときの考える材料になってくれてるんだ。

 かわりのジーンズが要るから、手近なとこでユニクロの「ボーイフレンドデニム」なるルーズなシルエットの少し色落ちさせたジーンズを購入。履き心地もなかなか良い。こちらは完全に流行のスタイルに合わせたシルエットだから、そんなに長い間穿くことはないと思うけど。今は流行も取り入れたいし、あんまりこだわってたら次の休みに着るもん無くなっちゃうよ(笑)
 新しいジーンズは新しい生活の予感なのかもしれない。

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